2024 05,20 00:04 |
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2008 01,19 08:56 |
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もう先週の話になりますが、またまた、「情熱大陸」にて新進気鋭の若手建築家が紹介されていました! 彼の事務所のHPを見ると、彼の戦いのフィールドは、お隣、中国というのがよくわかる。 オリンピックイヤーを背景に、考えられないような建築ラッシュが起こっているのは、誰もが知っていることだと思う。 その激動のさなかを、山本理顕さんのところで、中国プロジェクトに参加されていたのがきっかけのようだった。 思い返せば、4~5年前、山本さんが「SOHOビル」を手がけ終えられたちょっとあとに、「カーサブルータス」に、中国で戦う若手日本人建築家グループとして紹介されていたりしていたようにも思う。 ここまでなられたか・・と、関心してしまう。 番組は、情熱大陸のトラックバックを拝見して思うとおり、ちょっと物足りなさが感じられた。 中国の理不尽さが否応なしに伝わってきたが、番組の中の迫さんは終始「疲れている」ような感じで映されていたように思う。 「そりゃ、しんどいよ。」と思うようなプロジェクトなのは、じゅうじゅう承知なので、TVの中くらいは、もっとどんと構えて笑ってくらいがちょうどよいのではないとも思う。 番組の編集力が少し疑われる。 僕だったら、あれだけ密着カメラ回ししていて、あれでは、文句の一つも言いたくなる。 決して、いい風にみせたいという見栄ではなくて、「人任せ」はよくないな・・。というかんじだ。 中国4千年の「価値観」が違う。 といってしまえば、もうそれまでのような考えられないような風習は、それでも中国という国が、まだまだ文化的には未熟な国であること浮き彫りにしていると思う。 停滞してしまった半世紀を取り戻しきれていない。 民間レベルの価値観がうまく回りだすためには、途方もない時間がかかると思う。 金銭のやり取りを日本のように「普通」に行えるような文化レベルに達するには、やはり、もう20年はかかるのではないだろうか。 何よりもまず、民主化されていないのがまずいような気がする。 どこまでいっても中国共産党の一党独裁政治では、国民がルールをしっかり守ろうとしないのでないだろうか。そんな気がするのだけれど・・中国ってちゃんと法律ができているんだろうか・・とも思う。 そんな考えられないような、理不尽さの中で、迫さんはどのようにして建築設計業をビジネスとして確立されているのだろうか?番組ではそういうところが紹介されていなかった。 きっと僕が思うに、迫さんには中国にて最大限にバックアップしてくれる人物がいるはずなんだと思う。 そういう人とのつながりが、彼を支えてるはずなんだと思う。 やぱっりそういう人とのフレンドリーな一面を番組で見せるべきなんだ。 「友達の少ない建築家(デザイナー)はダメだ。」 というか、成長できない。 これが、ここ2年で僕の達した見解。 もちろん今、そういう人を表に出しちゃうのは、迫さん的にオフレコだったりするんだろう。 迫さんの悲壮?さは、中国での出来事だけにとどまらない。 37歳にとってかけがえのない愛すべき家族は、日本にいるらしい。 月に一度の帰国。 1歳の娘がいる。 でもこの調子が続けば、娘に顔を覚えてもらえなくなる。 僕なら、どんなに忙しくても、1歳から3歳くらいは、ずっとそばにいたい。 その辺が一番無条件にかわいいからだ。 まぁ、そんなこと言い出したら小学校上がって自分で友達と遊びだす8歳~10歳くらいまではべったりいたいと欲が出てしまってキリがないけれども・・。 「建築家」という職業にはこんな「苦労」というイメージがつきまとう。 情熱だけでは人は生きてイケナイ。 そういうイメージを改善することはできないものか。 「外資系投資ファンド」にそんなイメージはない。 既成概念の中の「建築家」というビジネスモデルに限界が来ているのは、もう周知の事実なのかもれない。 「建築」をやりながらも、もっと幸せになれれる現状を打破できるようなアイディアが必要だ。 中国で戦う建築家 迫慶一郎をみて、再認識した。 PR |
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